財布の中

女性は大きな財布を持ちたがる。しかもブランド品を選びたがる。中身はお札ばかりとおもいきや、カードでいっぱい。レシートでいっぱい。それでも、いつどこでどんな風にお金が必要かわからないので、一応万札はいれておく。昨日、知り合いの男性が会社に立ち寄ってくれて世間話をしていたら、財布を見せてくれた。立派な財布。しかもブランド品。地位のあるお方。仕事もバリバリしているお方。おそらくすごいお金を持ち歩いているんだろうと勝手に想像していたら、中身は2000円。「えー。何で？」「いつもこんなもんだよ」「えー。どうすんね？」「どうするの？っていったってどうにもなんねえよ」「えー。寂しくないの？」「侘びしいね」と笑っている。「ブランド財布が泣いてるわ。信じられない」「１日1000円と決めているんだ。昼食に800円の丼物をたべたら残りはあとわずか。タバコも止めた。酒も止めた。娯楽の遊びも止めた。でもリズムのいい生活だよ」と言う。私から言わせるとある程度の年齢。お付き合いもあるし、人にご馳走も必要だろうに
と思ったが、今はそんな事関係ないんだわ！。自分の生活は自分できちんと守る。それが今の世の中上手く渡っていく秘訣らしい。へエー。ブランド品の財布が寂しがってる。とおもいきや、「中身が少ないと型くずれしなくてブランド品喜んでるよ！」だって！ へぇー。