柴犬

未だに柴犬はどの犬も同じ顔に見えて区別がつかない私。昔、飼っていた柴犬タカはとても頭がよくすばしこい。ある時鎖を外したら、逃げ回り、のこのこ帰って来た柴犬をタカと勘違いし、エサを与えていたら、後から来た柴犬が「俺がここの犬だ」と言わんばかりに私に吠えまくった。近所で飼っている柴犬を見るたびに、タカを懐かしく思い出され、タカと呼んでみた。勿論無視。今度はチビ、太郎、クロと呼んでみた。完全に知らんふり。この犬もご主人には忠実なのだろうなぁと思いながら、「エサをあげようか？」と言ってみた。すると、耳をピンと立て、くりっとした目を更にくりくりさせ、寄ってきた。どの犬もエサには反応がすばしこい。頭の悪い私より、よっぽど賢いなぁ。感心。感心。